3/26/2005

伊勢半本店紅資料館へ

お知らせがずいぶんと遅れてしまいましたが、東京・青山に今月3日、素敵なお店が開店いたしました。伊勢半本店紅資料館を併設の『紅匠』。伊勢半さんは、紅花からとれる色素のみで作られた”紅”を、昔ながらの製法で伝えている唯一のお店です。(1825年創業!)
 

資料館では、美しい化粧道具など所蔵品がズラリ。展示されている道具を眺めつつ、”紅”の製法を知ることができます。資料館手前のお店『紅匠』は”紅と粋な小間物”を
コンセプトにしていて、当店手ぬぐいも並べていただいております。

開店に先駆けての内覧会では、紅づくりの実演初公開などなど、今思い出しても素晴らしいひとときでした。このような伝統の技が生きている事と、出来上がった”紅”の美しさにただただ感動!その日のお土産にいただいた、かわいいセットの中身をご紹介しますね。





小皿に塗られた”紅”は、玉虫色に光っています。右は山形の最上紅花。
紅筆はコシのあるイタチの毛で出来ているそうです。
乾いている時は玉虫色。これは極上の"紅"の証。光を嫌うので、使わない時はお皿を伏せておきます。



”紅”は水で溶きます。美しい赤色。その人のもつ唇の色や、重ねる量により、様々な色合いを見せてくれます。紅を点(さ)す指は薬指。時代劇などで、そういうしぐさを見たことがありますね。


青山にお出かけの際は、ぜひ。根津美術館のそば、骨董通り沿いです。 

ロンダジルさんでの「あひろ屋 手ぬぐい店」は20回目を迎えます

 7月恒例のロンダジルさんでの展示会は、今年で20回目を迎えます。 暑い季節にご来店くださるお客様、一度も休むことなく2006年から展示会を続けてくださっているロンダさんには、感謝してもしきれません。 (そして、いつも急がせてしまった染め屋さん、コラボしてくださった多くの作家さん...