2008/11/16

秋色の色見本。

11月も中旬になり、気温がさらに下がり紅葉もクライマックスへ!
コツコツと描いていた版下は、3週間ほどかかりましたが、ようやく完成。

その後、すぐには染め屋さんには出かけず、時間をおいて眺めたり、
大型コピー屋さんへでかけたり、色見本を作ったり、とさらに
一週間ほどかかりました。そして、ようやく今週はじめに染め屋さんへ。
その帰り道はいつも、安堵感でいっぱいになります。
染め上がるのはまだ先ですが、長い時間 関わってきた柄が私の手を離れ、
巣立ったような気分と、あとは待つだけ、という状態に心が緩みます。

どんなふうに出来上がるのか、楽しみです。

今まで描いてきた20数作の中で、一番大変だったような。

それでも、描いている間は楽しく没頭し、手間や時間をかけることでしか
見えないもの(それは自分の心の有り様だけかも)を感じようと
していました。

今回の柄の色見本です。

実際に使ったのは、この中からの2色。秋の色でしょう?

 



今年は、もっと新作を出せると思っていたのに、なかなか難しかったです。
来年もバランスを大切にしながら、描いていきたいです。

描きたい柄が、いつも沢山あります。

「春の手ぬぐい展」終了。インド茜染めは媒染違いの2種類を販売中です。

   KoHoさんでひらかれていた「春の手ぬぐい展」は昨日、会期を終えました。 多くの方にご覧いただけて嬉しかったです。 植物と手ぬぐい。 個人的にも心躍る組み合わせなのですが、揺れる手ぬぐいの軒下に、柄のモチーフになった植物の苗が並んでいる光景はすてきでした。 KoHoさんでい...