2020/10/27

藍染め手ぬぐいは来月オンラインストアにて

 色見本づくり。乾くと色合いは薄くなるので、その加減が難しいです。(紙製のカラーチップよりも、布に染めたものの方が染め屋さんには伝わりやすいような気がしています。)



 通常の仕事もあり、しかし藍甕のお世話と染めは待ってはくれないので、毎朝、藍の調子を確認してから、その日の仕事の順番を考えます。今日が絶好調でも明日は調子が下がっていることもあり、そのピークを逃さないように日々気をつけています。



色が薄い方は下染めしたもの。その後も染め重ねていきます。
染めて、洗って、干す。数日置いて、また染めて、洗って、干す…。繰り返すことで色合いは深まり、生地に強さが出てきます。

8月から始めた 琉球藍の天然灰汁発酵建て。気温が下がってきたため、お風呂場から台所へ藍甕(大きなバケツ)を移し管理をしています。毎日、様子が変わるので目が離せませんが、微生物たちの働きで染めることができる藍染めは奥深く、酸化し青く発色する様子はとても美しいです。最近は温度が安定したことで発酵の調子もよく、いい青色に染まる日が増えました。

来月はオンラインストアでの販売を予定しています。少量しか作れないため、時々の販売になると思いますが、来年はイベントでの販売も予定しております。
(卸販売についてのお問い合わせを多くいただいておりますが、一度に多くを作ることができないため…今のところは難しいですが、いつかは、と考えています。)



 先週、家族のお祝いがあり横浜に一泊旅。(宿泊なんて今年初でした…)
美味しいものを囲み、旅先で家族をお祝いする。一緒にブラブラと歩きながら、観光名所を楽しむ。こういうことが、とても尊いものに感じられました。コロナ時代に突入し、そもそも会うこと、出かけることが難しい中で、機会が得られて幸せです。
朝、みんなで食べに行ったお粥屋さん、美味しかったなぁ。

2020/10/19

今年は雨が多いですね…

 冬のような寒い日が続いています。雨も多いですね。

お風呂場の藍甕(60リットルのバケツ)を台所に移動し、暖かい部屋で一緒に冬を越すことにしました。さて、どうなるでしょう…。


週末は、会期中に手ぬぐいを販売していただいた シルクラブ (中野山田屋)さんへ出かけました。結城紬の美しさ。貴重な展示資料や実演などをありがたく拝見いたしました。

手ぬぐいをお求めくださった方々に、販売してくださったシルクラブさんに感謝申し上げます。



 そのあとに、友人を誘い神楽坂のラ・ロンダジルさんへ。「中島  茶箱展」「ロンダの妄想茶箱小品展」が同時開催中です。幸運なことに、予定外に在廊された中島さんにもお会いすることができました。

ロンダさんが長い時間をかけ準備されてきた展示会。私もずっと楽しみでした。繊細で優美なお道具を 説明をいただきながら眺めたり、手に取ったり。つい長居してしまいました。(会期は1031 日まで。1926日はお休みです。)

*許可をいただいて、撮影しております。







 コロナの時代ということもあり、感染拡大防止に気を配りつつ、展示会をひらくというのは大変なこと。お店も、作り手も…。素晴らしい二つの展示会を拝見して、さらに いいものを作っていかねば、と思いました。


今年も盆栽の雲龍椿にタネが実りました。


 誠に勝手ながら、10月20日、21日は臨時休業いたします。ご迷惑をおかけします。

2020/10/08

シルクラブさんでの手ぬぐい販売は10/10から10/18です

急に気温が下がったので、今日からヒーターをつけました。
11月下旬の寒さ、とのこと。 


 藍染は楽しいですが、水に手を浸しっぱなし、寒いお風呂場なので、2時間ほどで疲れてしまいます。まだ染めることができますが、だんだんと発酵が弱くなっていくのかしら、と日々の変化を見守っています。(写真は藍甕の表面。輝く膜や泡が綺麗です。)



 手ぬぐいは、冬の柄や久しぶりの柄が届きました。早速、ご注文をありがとうございます。これらの柄を含め、秋から冬の柄などを10月10日から始まります シルクラブさんの展示会会場で販売いたします。とても素敵な展示会ですので、ぜひ お立ち寄りくださいませ。
そして手ぬぐいも、よろしくお願いします。(関東では、このイベント出品後は来年の春まで展示販売はございません。)
台風やコロナウイルスの影響で、営業時間、営業日に変更が生じる可能性がございますので、お出かけ前には、シルクラブさんのFacebookページInstagram をご確認くださいませ。

「結城を紐解く」2020.10.10 - 10.18
併設展  紬津々浦々
シルクラブ 東京都中野区沼袋2-30-4





 先週の秋晴れの日に、早起きをして高尾山へ。
子どもの時は家族や親戚と、そして学校の遠足でたびたび登った山ですが、大人になってからはあまり行かなくなっていました。

懐かしくて行きはケーブルカーに乗りました。朝なので人は少なく、のんびりと山頂を目指し、写真を撮ったり、植物を眺めたり。高尾山に生息する植物は1600種をこえるとか。殺生禁断の霊山なので、いろいろと守られてきたのだと思います。(TAKAO 599 MUSEUM には美しい標本がたくさん並んでいました。)杉は樹齢が千年近いものがあるそう。
時々、ひらひらと飛ぶアサギマダラを見かけました。

高尾山薬王院は1200年の歴史がある関東三大本山の一つ。天狗信仰があり、ちょうど法螺貝を吹く方々とすれ違いました。
足は疲れたけれど、気分がスッキリ。山歩きはいいですね。








「春の手ぬぐい展」終了。インド茜染めは媒染違いの2種類を販売中です。

   KoHoさんでひらかれていた「春の手ぬぐい展」は昨日、会期を終えました。 多くの方にご覧いただけて嬉しかったです。 植物と手ぬぐい。 個人的にも心躍る組み合わせなのですが、揺れる手ぬぐいの軒下に、柄のモチーフになった植物の苗が並んでいる光景はすてきでした。 KoHoさんでい...