以前の眠る鳥。↓
新しくなった眠る鳥。↓
以前は白抜きの染めでしたが、反物の折り目で染めムラができてしまい、一定の枚数の手ぬぐいをハネていました。作ることで、販売できない手ぬぐいが発生する矛盾。それなので、一旦作るのをやめて、考えていました。
方法はいくつかありましたが、選んだのは、クレヤという地染めと、その上から柄を注染で染めるというものでした。それにより、折り目の染めムラでハネる手ぬぐいはなくなり、柄は今までより線を細く表現することができるように。(でも、目の部分をこれ以上小さくすると、型から落ちてしまう可能性あり。ギリギリの大きさです。)そして、生地を当初の”特岡”に戻しました。この際、鳥も1羽増やしました!
染めてみないとわからないことは多く、うまくいくこともあれば、悩みが生じることも。そういうことを繰り返しつつ、思い描いた手ぬぐいが以前よりは作れるようになってきたと思います。けれども、まだまだ知らないことは多く、これからも壁にぶつかり続けるのでしょう。毎回染め上がりにドキドキし、喜んだりガックリしたりしながら、作り続けるような気がします。とにかく、がんばろう。
ニオイバンマツリと白梅で、部屋の中は春らしい香り。
寒い日が続いていますが、少しずつ日脚が伸びていて、もうすぐ立春。来月からはイベントも始まります。体力をつけていかなくては。