2010/09/20

畑仕事から、感じること いろいろ。

お客様より、素敵なバッグ 『tenugui kororin』 をいただきました!手ぬぐいのハギレで作ってくださったそうです。たくさんのモノを入れることができて、お買い物の時に早速使わせていただいております。カタチが本当にかわいいです。ハギレはそれほど大きくはない生地ですが、最大限に活かして作られているバッグに感激いたしました。内側にはポケットもついていて、とてもしっかりとした作り!S.O.様ありがとうございます。大切に使っていきますね。




この連休は、畑仕事に勤しみました。
畑といっても市民農園で狭いのですが、季節の変わり目なので牡蠣殻石灰を撒いたり、
タネを蒔いたり、苗を植えたり、とやることは沢山!気温はまだ30度を超えたりするので、朝に植えて、また夕方に水を撒きに行ったり。片道徒歩25分を水を持って2往復すると、もうクタクタでした。

でも、夜が明けていく空を眺めながら歩くのは清々しいですね。畑仕事をしていると、朝日が昇ってきました。夕方にもう一度出かけたので、今度は沈んでいく夕日を眺めることができました。

自分達が食べる分だけの狭い畑なので、不耕起栽培といいますか、自然農的にやっていきたいと思っています。草はあまり抜かず、虫は殺さず、もちろん薬剤、農薬は使わず、肥料も油カスなどを少量使う程度。かつて、もっと広い畑でハーブや野菜を育てていましたが、肥料をたくさん与えたり、耕さなくても(化成肥料、薬剤などは一度も使いませんでした)とても元気に育っていたことを思い出します。そんなやり方が今回の畑でも通用するのか、どんなふうに育ってくれるのか、確かめてみたいと思っています。

畑のことばかり書いていますが、いろいろな作業をとおして、ハッと気がつくことが多く、今の自分にとって必要なことなのかも、と感じています。夏、草がボーボーになってしまっていたので、ちょっと抜いてみたのですが、疲れてしばらく畑に行かなかったことがありました。久々に出掛けると、草の無いむき出しになった土はカサカサで、触るとそのあたりは固くなっていました。逆に、ボーボーのエリアの土はフカフカで、掘ると小さな虫が沢山いました。植物と土が「生かし合っている」ことがよくわかり、そのことが日常のふとしたことと重なったりします。


気がつくと、もうお彼岸。今年は遅めでしたが、ちゃんとヒガンバナが咲き出しました。

2010/09/11

望雲さんでの『蓮展』に参加いたします。

台風後、空気が入れ替わったように感じます。今日も30度を超えていましたが、秋の気配がそこかしこに。あの暑さとも、ようやくお別れ。

さて、10月7日から18日まで、福岡の望雲さんで 『蓮展』 がひらかれます。当店も手ぬぐいで参加予定です。そういうこともあり、先月は蓮見にでかけたり、版下に向き合っていました。
『蓮展』は、様々なジャンルの作家さんが蓮をモチーフに制作したものを集めた展示になるようです。福岡の皆さま、ぜひ ご覧くださいませ。(本当は私も伺いたかったのですが、ちょっと無理みたいです、残念。)



8月の終わりに、CLASKAさんの屋上で映画の上映会がありました。大好きなジャック・タチの映画です。8月いっぱいで日本での上映権が切れるとかで、これが最終上映になるかも?というお話もきいていたので、この機会ははずせませんでした。この日は満月で、夜風が気持ちよく、スパークリングワインを飲みながら『のんき大将(カラー版)』を鑑賞。この古い映画を楽しみたくて、大勢が屋上に集まっている眺めは(長年のタチ・ファンとしては)嬉しいものでした。

ジャック・タチの作品を初めてみたのは、16歳の時。その時の感動が忘れられません。ほのぼのとしているのに、おしゃれで、くすっと笑えるシーンの数々。『のんき大将』のフランソワや、『ぼくの伯父さん』のユロ氏。いつの間にか、彼らの動きや気持ちに引き込まれていました。今はなくなってしまった素敵な映画館『Cine Vivant 六本木』で1990年にジャック・タチ特集をやっていました。
上映される5本を観たくて、電車を乗り継ぎ通いました。映画館はタチの作品にちなみ、通路に矢印のペイントを施していたり(どの作品かわかった人は通ですね)、気分を盛り上げてくれる ちょっとしたサービスがありました。

そういう思い出を抱えて、今回の屋上上映会に出掛けましたが、見ればやっぱり面白く、そして(16歳の時には気づかなかった)切なさに胸がいっぱいになりました。どうか、これからも日本でタチ作品が観られますように。(大画面で!映画館で!)お願いします。




開場後、続々と集まる皆さん。開演までの間、サントラが流れていました。

「春の手ぬぐい展」終了。インド茜染めは媒染違いの2種類を販売中です。

   KoHoさんでひらかれていた「春の手ぬぐい展」は昨日、会期を終えました。 多くの方にご覧いただけて嬉しかったです。 植物と手ぬぐい。 個人的にも心躍る組み合わせなのですが、揺れる手ぬぐいの軒下に、柄のモチーフになった植物の苗が並んでいる光景はすてきでした。 KoHoさんでい...