2007/08/15

「牡丹」柄の新色

また久々の更新に。今月17日からの企画展準備もあり、心も体もフル稼働でした。今年の夏も休暇は無し!
どこか広い景色がある場所、気持ちが休まるような森の中などに
行きたいですね… 涼しくなるまで おあずけです。

さて、久し振りにメルマガを配信いたしました。

先月には染め上がっていたのに、今頃発売の「牡丹」柄の新色です。老竹色 …私の想像どおりの枯れた雰囲気の、いい色合いに染めてくださいました。和菓子のような、ウグイスの羽色のような、そんな色です。

「牡丹」柄は、ほかに古代紫色の色合いが変わりました。今回は紫味が強いので、以前の色をご存知の方は衝撃を受けられるかも。

染め屋さんにしてみたら、あひろ屋の依頼ってメンドクサイだろうな、と思います。染料によって、きれいに色が混ざるもの、そうでないもの、出せる色、出せない色、染めやすい色、染めにくい色、染料として安いもの、高いもの …など、諸事情があるのに、「この色が好きなのでお願いします!」と私は気楽に色見本を渡す。

それは、どこかの布地の切れ端だったり、自分で作った顔料の色見本だったり(顔料で表現した色が染料でだせるとは限らない)、本の頁を切り取ったものだったりします。(今回の老竹色も、ある本の頁から切り取りました)

それでも、色見本とそっくりの色を再現できるなんて、
本当にすごい技とセンス。素敵に染めてくださっている皆様、ありがとうございます。





写真は、そんな自作の色見本です。

群雨の色、海月(紺)の理想の色を探している時に作ったものです。何時間でも、没頭できる楽しい作業。ここ数年で、かなりの数の色見本ができました。

世間ではお盆休み、夏休みですね。
皆様も素敵な休暇をお過ごしのことと思います。
猛暑が続いておりますので、お体に気をつけて、水分はたくさん摂ってくださいね。

「春の手ぬぐい展」終了。インド茜染めは媒染違いの2種類を販売中です。

   KoHoさんでひらかれていた「春の手ぬぐい展」は昨日、会期を終えました。 多くの方にご覧いただけて嬉しかったです。 植物と手ぬぐい。 個人的にも心躍る組み合わせなのですが、揺れる手ぬぐいの軒下に、柄のモチーフになった植物の苗が並んでいる光景はすてきでした。 KoHoさんでい...