2021/10/23

新「照葉」は "日向" と "日陰" の2パターン発売です

 


 先日まで暑い日もあった10月ですが、急に気温は一桁台に。ひんやりとした空気が秋の終わりを感じさせます。

 そのような時に新しい「照葉」が入荷いたしました。13年ぶりにリ・デザイン。全体的なバランスを整え、葉をより繊細に描き直しました。


「照葉」は今までの色合い "日向"(黄色×橙色)と、新色 "日陰"(青緑色×草色)が入荷です。"照葉" とはいえ、光が陰る場所や時間の移ろいを表現したものが、今回の新色になります。





手ぬぐいはほかに、「縞市松(茶色)」「眠る鳥」が入荷いたしました。

縞市松の茶色は5年ぶりくらいに染めたようです。お待たせいたしました。今回の茶色はなかなかの色合いで、焦茶色ではなく「焦色(こがれいろ)」。深い渋い赤色にも見えます。




 新型コロナウイルスの感染者数がかなり減ってきたこともあり、先日は見本市(IFFT)に出かけたり、友人宅で集まったりしました。再会、共有、体験できること…。コロナ禍前には当たり前にできたことが、こんなにもありがたく感じられるなんて。来週も家族や友人たちと集まる予定があり、ほんとうに楽しみです。(用心し、第6波には備えつつ…)

 友人宅の猫ちゃん、かわいかったなぁ。近づいてくるのに、触ろうとすると逃げる…


2021/10/07

「Walls & Bridges」展…

新作に、多くのご注文をありがとうございます。
メッセージもいろいろ、嬉しかったです。
出荷をがんばります!


 写真は「石榴」の色見本です。どちらの色にするか悩み、選べず、結局どちらも染めていただくことにして、版下と一緒に染め屋さんへお送りしました。

今回は地色の上に注染での染め(それも ぼかし染め)があり、色見本どおりの色合いを表現するのは大変かも、と感じていました。染め上がった手ぬぐいは、希望どおりの色合いで、流石だなぁ、と。

型紙は柄が細かく(石榴はそれぞれ違う枝ぶり)、二度染めなのでお値段が高めになってしまいましたが、新たな挑戦で いい経験ができました。 








午後から東京都美術館へ。

会期終了が迫る「Walls&Bridges 世界にふれる、世界に生きる」展を観に行きました。(友人たちが同時にすすめてくれていたので、これは行かなくては、と。)

https://www.tobikan.jp/wallsbridges/

”生きるよすが” としてのアート…
心揺さぶられる展示でした。
今夜は、図録で振り返りたいと思います。10月9日までです。

同じ館内で開催中のゴッホ展へも。素描、素晴らしかったです。名画がたくさん飾られていました。

2021/10/06

新作手ぬぐい「石榴」を発売いたしました

  手ぬぐいの「みつ豆」と「宿木(茶色)」が久々に入荷し、それも嬉しかったのですが、やはり待ち遠しかったのは62柄目の新作です。



「石榴(ざくろ)」

古くから世界で果樹として利用され、種子が多いことから、
豊穣、希望、子孫繁栄などのシンボルとされてきました。


…石榴は、いつか手ぬぐいの柄にしたいと思っていました。
以前、うちの庭にも植えましたが、実がなる前に転居してしまい、あの石榴の木はどうなったのだろう、とふと思い出します。

更紗のような雰囲気の手ぬぐいを作りたくて、描いた柄です。そこに注染のぼかし染めが加わったら、きっと素敵なのではないか、と思いついたものの、染め屋さんにはご苦労をおかけいたしました。

地色は薄茶色と、薄ねず色の2種類です。
いくつかのザクロの実を、ぼかし染めにしています。







「春の手ぬぐい展」終了。インド茜染めは媒染違いの2種類を販売中です。

   KoHoさんでひらかれていた「春の手ぬぐい展」は昨日、会期を終えました。 多くの方にご覧いただけて嬉しかったです。 植物と手ぬぐい。 個人的にも心躍る組み合わせなのですが、揺れる手ぬぐいの軒下に、柄のモチーフになった植物の苗が並んでいる光景はすてきでした。 KoHoさんでい...