2010/06/21

望雲さんでの個展で福岡へ。

夏至ですね。そして、今年ももうすぐ折り返す時期。

福岡出張のレポートを書きたいとずっと思っていたものの、帰宅後すぐに新作の手ぬぐい「縞市松」の発売があり、テンテコマイ。望雲さんへも追加の納品をいたしました。


「縞市松」はご覧のとおり、縞部分はみんな違うシマシマなので、版下を描くのに時間がかかりましたが、想像どおりの仕上がりで嬉しかったです。市松模様が昨年あたりから気になっていて、大好きな縞と合わせてみたら素敵かも、という想像から始まりましたが、いかがでしたでしょうか。


さて、福岡から戻り、もう一週間になります。
望雲」さんでの展示会のため、初日から二泊三日滞在しておりましたが、本当に楽しく
素晴らしい時間を過ごすことができました。あひろ屋にとって、福岡での展示会は初めてなので、お客様に来ていただけるのだろうか、と当日までかなり心配していたのです。始まってみると連日多くの方にお越しいただき、本当に嬉しく思いました。

お客様の中には、長年使い込まれた当店手ぬぐいを見せてくださる方も。かつて、私が切ったり畳んだりした手ぬぐいと、数年ぶりに福岡で再会できるなんて。その日、お持ちくださったお心遣いが沁みます。
Twitterつながりで、日頃 お話させていただいている方々と大勢お目にかかれたことも嬉しかったです。(福岡在住の方が多いのでビックリ!)

展示会は13時スタートなので、午前中は自由時間。行ってみたかった場所へふらりと出かけたりしていました。Twitter経由で『あれを見ましたか?』、『これ、食べましたか?』というように、福岡オススメ情報をいただけて助かりました。
そう、福岡の方は、福岡が本当に好きなんだなぁ、ということを感じました。私は埼玉在住ですが、特にオススメ情報がないというか、これといって思い入れがないので、地元愛に溢れる福岡の方が羨ましくもありました。(何を食べても呑んでもおいしい福岡、そのあたりも羨ましい。)


二日目の朝は、太宰府天満宮→九州国立博物館。三日目の朝は、柳橋鮮魚街→大濠公園→福岡市美術館。午後からは望雲さんでお店番。充実の福岡出張でした。
望雲さんでの展示会は本日最終日。暑い中、雨の中、ご来店くださった方々に心から感謝申し上げます。(望雲の皆さま、大変お世話になり、ありがとうございました!)




太宰府天満宮へ(焼きたての梅ヶ枝餅も食べました。)


花菖蒲は見頃。


 九州国立博物館では常設展示を鑑賞しました。



福岡市美術館ではシアトル美術館のコレクションを展示中。


美術館手前には、見渡す限りのシロツメクサ。


大濠公園。気持ちのいい水辺。 
  

2010/06/04

もうすぐ福岡で手ぬぐい展です。

お知らせしたかったこと、先月は新作を描きました。それも2つ。
まず1柄目は来週から始まる望雲さんの展示会でお披露目予定です。望雲さんは福岡にあり、初日の10日から12日の途中まで、私もお店番の予定です。福岡出張が楽しみです!この期間の前後、6月9日から13日まで、出荷などの業務をお休みします。ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願い致します。福岡の方はぜひ、展示会にお立ち寄りくださいませ。

そして、新作2柄の後には、風呂敷の柄を2柄描きました。そうなんです、ついに風呂敷が登場します!全く初めてのことなので、何がなんだか解らないまま、とにかく版下を描いて、見ていただきました。大丈夫とのことですので、あとは出来上がるのを待つばかりです。こちらも来月あたりにお披露目予定です。もう何年も前から『風呂敷を作ってほしい』とご要望をいただきながら、実行に移せなかったのですが、ようやく作ることができて嬉しいです。

昔から風呂敷のお世話になっているので(高校生の時も風呂敷包みでした)、自分だったらこんな風呂敷がいいなぁ、という好みや、想像が具体的にできたことも良かったです。そして何より、以前から気になっていた風呂敷屋さんにご相談できたこと、一緒にモノ作りができるということが嬉しいのです。(先日教わった、風呂敷の畳み方を忘れないように練習中。)

手ぬぐいとは違うことも多く、デザイン、染め方法、作られるまでの工程などを調べたり
教わるたびに新鮮です。手ぬぐい作りで叶わないことも、風呂敷でなら、ということもあり、これからはどちらも大切に、作っていければと思いました。

話は変わりますが、
3月に移転し、庭のない暮らしになりました。ベランダでも様々な植物を育てていますが、アブラムシなど発生の仕方が極端なので驚いています。あの庭は小さかったけれど、なにか循環がうまくいっていたのか、ある種類の虫が大発生して困ったことになる、という経験はなかったのですが、ベランダでは何かが不足したり、過剰なのかもしれません。とにかくアブラムシがビッシリ。植物も枯れるものが出てきました。薬は使いたくないので、石鹸水をかけてみました。あまり効果なし。それでは、と近所の草むらからテントウムシを3匹連れてきました。(彼らには迷惑な話だと思いますが)
 
すると、さっそくアブラムシを見つけて食べてくれるコ2匹。飛んでいってしまうコ1匹。
2匹はずっとベランダに滞在して、せっせとアブラムシを食べていました。最後に残った1匹は、なんと11日間どこへも行かず、その鉢で暮らしていました。12日目に、テントウムシが飛び去ったことがわかり、とても淋しい気分でした。また捕まえてこようかな、と眺めていた時、その鉢に小さな生き物が!なんと、テントウムシの小さな幼虫がいっぱいいるのです!小さいながらもアブラムシを食べています。
 あのテントウムシはお母さんだったのか、アブラムシが豊富なので、子供も沢山育ちそう、と思ってくれたんだなー、と嬉しくなりました。幼虫たちは、今日もせっせとアブラムシを食べて大きくなっています。頼もしいなぁ、成虫になる日が楽しみです。

ベランダに連れてきた時のテントウムシ。



「春の手ぬぐい展」終了。インド茜染めは媒染違いの2種類を販売中です。

   KoHoさんでひらかれていた「春の手ぬぐい展」は昨日、会期を終えました。 多くの方にご覧いただけて嬉しかったです。 植物と手ぬぐい。 個人的にも心躍る組み合わせなのですが、揺れる手ぬぐいの軒下に、柄のモチーフになった植物の苗が並んでいる光景はすてきでした。 KoHoさんでい...