2006/11/17

千明仁泉亭さんへ伺いました

14日まで、とお知らせしておりました千明仁泉亭さんでの企画展。
会期が20日まで延長となりました。この週末あたり、紅葉もクライマックスのようです。

月曜日に、新作を抱えて仁泉亭さんに伺いました。
前日に風花が舞ったそうで、向こうに見える山々は白くなっていました。この日は東京から直通バスに乗りこみましたが、伊香保で降りるとヒンヤリとした澄んだ空気。やはり違いますね。まずは石段を登り、伊香保神社にお参り。(展の成功を願って!)平日にもかかわらず、石段には大勢の観光客の姿がありました。

さて、仁泉亭さんへ。cafe店内に飾られている手ぬぐい達が
目に飛び込んできました。お客様もくつろいでいらっしゃいます。ゆったりとお茶をいただきつつ、手ぬぐいを眺めたり、商品をお手にとれる空間は素敵だな、と思いました。

帰りは久しぶりに、竹久夢二伊香保記念館に立ち寄りました。

10代の時、20代の時に受けた感激とはまた違うものがあり、ちょっとしみじみ。何度も目にしている絵やデザインであっても、とても新鮮に映りました。


おととい、今年初めての雪虫(トドノネ オオワタムシ)を見ました。
冬が来たんだ、と実感。昨日はジョウビタキの声を聞きました。球根類も植え終わり、冬への準備は整いつつありますが、今年は秋を満喫したとは言えず、少し淋しい気持ちが残ります。

2006/11/06

新作手ぬぐい 「群雨(むらさめ)」 を発売

ようやく、新作手ぬぐい 「群雨(むらさめ)」 を発売することができました。
お待ちくださっていた方々より、温かいお言葉や励ましをいただき、年に数回訪れる至福のひとときを過ごしております。(明日からはまた猛烈出荷の日々が続きます…)

プレゼントキャンペーンも、どうなのかな、と思いつつも
始めてしまいましたが、当店からのささやかな気持ち、ということで。どうか受け取ってください。

「群雨」。
染め屋さんから、染め上がった時にお電話をいただきました。
その第一声が忘れられません。
『パッとしないね。』 …そうなんだ、パッとしないんだ、と、まだ見ぬ手ぬぐいのことをぼんやり考える私。あの柄がパッとしない理由はいくつかあって、まず、3色のぼかし染めにもかかわらず、色合いが微妙。(次回染める時は、色を少し変えると思います。)そして、白抜きならまだ映えるところを、わざわざ白地に染めたので、インパクトが弱かったみたい。

でも、今回は、型代が大変なことになるとわかっても、お願いしました。見てみたかったから。あの細さで表現すること、それをぼかし染めで見せることは、どんな感じになるのかな、と。


雨にしては ちょっと太い線かもしれません。
でも、かなりギリギリなところなのです。白地に、柄が染めてある、ということは(白地の部分は糊をおくわけですから)型紙はあの細い線が紗に張りつけてあるわけです。あぁ、気が遠くなります。型を作るのも一苦労ですが、その後 染めるたびにメンテナンスが必要かもしれません。




(2007年、一時的に型紙をお預かりした時に撮影)



その細い部分をきれいに染めるのにも、ご苦労が隠されていました。
色によっては、すんなりと染料が入っていかず、そのようなことも、聞かされるまでは全く想像もしていませんでした。

染めについて知れば知るほど、手ぬぐいとしてのデザインの大切さを思い知らされます。
まだまだまだ、知らないことばかりですが、一つづつ、少しづつでも、そういった気づきがあればいいな、と思いました。
そして、いつも私の要望などに応え続けてくださっている職人さん達、関係者の方々、本当に感謝しております。もちろん、その出来上がった手ぬぐいを使ってくださるお客様にも。どうもありがとうございます。久々の新作になってしまいましたが「群雨」手ぬぐいをどうぞ よろしくお願いいたします。


手ぬぐい「延段」の黒バージョンも数量限定で発売です

先日のイベント(細田工務店さんのクラフトフリーマーケット)は、お知らせが直前だったにもかかわらず、多くの方にご来場いただきましたありがとうございました。朝10時のスタートでしたが、山積みの朝採り野菜が飛ぶように売れていくのが面白かったです。地元の方々に愛されている催事なのですね。そこに参加させていただき、とても楽しい一日でした。


伊香保での手ぬぐい展も、おかげさまで好評開催中です。
11月に手ぬぐい展?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
この季節の伊香保は紅葉シーズンでもあり、かなりの賑わいです。(休日の道路の渋滞は激しいようですが…)私も今週中に伺おうと思っております。楽しみです。


大変お待たせしておりましたが、新作もいよいよ今週中に
発売を予定しております。
(手ぬぐい「延段」の黒バージョンも数量限定で発売いたします。黒緑と、ほとんど見分けがつきません。)

新作の発売後は、どうしてもご注文が重なってしまいます。また発送までにお待たせしてしまうかもしれません。準備をし、なるべくそうならないようにと励んでおります。
なかなか難しいですね。

「春の手ぬぐい展」終了。インド茜染めは媒染違いの2種類を販売中です。

   KoHoさんでひらかれていた「春の手ぬぐい展」は昨日、会期を終えました。 多くの方にご覧いただけて嬉しかったです。 植物と手ぬぐい。 個人的にも心躍る組み合わせなのですが、揺れる手ぬぐいの軒下に、柄のモチーフになった植物の苗が並んでいる光景はすてきでした。 KoHoさんでい...