3/19/2010

引っ越しは完了。『手拭クリエイティブ2010』へ行ってきました!

ようやく、新居での生活が落ち着いてきました。
引越しのためにお休みをいただいてしまい、皆様にはご迷惑をおかけしました。とにかくネットに繋ぐこと、出荷を再開することを優先し仕事の環境は整ってきましたが、日用品の箱などはまだまだ未開封。毎日使うものが行方不明ですが、それでも暮らしていけるものですね。

前の住まいより徒歩5分の場所への転居だったこともあり、歩きで運んだものもありましたが(植木鉢やインコたちなど)やはり移動することに変わりなく、荷造り、手続き、その他いろいろ、やるべきことは沢山あり、改めて引越しの大変さを痛感しました。


今までの引越しと違うのは、とにかくモノを減らしたこと。年齢的な変化なのか、モノとの別れも冷静に、納得してできたことは意外でした。もう、この分野は必要ないな、という見切りや、もう十分付き合ってきたからいいよね、という満ち足りたお別れができるとは。コレクター系で欲張りな私が、変わったものです。自分にとって大切な、離せないものは本当に少なく、最終的には、モノではないのかも、と思えた引越しでした。暮らしは、どんどんシンプルになるのかな。手放した分を、また手に入れていくのかな、まだわかりません。

引越し屋さんは、うちが手ぬぐい屋だとは知らずに運んでいたので『ずいぶん手ぬぐい、集めちゃったんですねー』と驚いたご様子。職業を明かすと、そうだったんですね、と納得されていました。(手ぬぐいコレクターかな、と思っていたそうです)

そんな彼らや新しいご近所さんに、ご挨拶として手ぬぐいをお配りしました。こういうちょっとしたご挨拶に、手ぬぐいはいいですね。

荷造りの梱包でも、ずいぶん使いました。ゴミがでないので、前回も前々回の引越しも、手ぬぐいは大活躍でした。最後の大掃除の時にも、やはりボロになった手ぬぐいのお世話になりました。

そんな引越し目前の3月7日に、先日お知らせしました『手拭クリエイティブ2010』に出かけました。豊田満夫さんの手ぬぐいにまつわる貴重なお話、本当に面白かったです!昔の手ぬぐいを沢山見せていただきましたが、力強くて、温かみがあって、かなわないなぁ、と思う図案の数々。エピソードなどを一緒にうかがえたこともよかったです。手ぬぐいの図案を描く立場として、とても勉強になりました。

実染塾で手ぬぐいを作られた方々の作品が展示されている会場では、手ぬぐいをデザインされた方や、職人さんなど染め手の方、手ぬぐいに関わる職業の皆様にお会いすることができ、楽しく貴重なひとときでした。こういった交流の場は、とても大切なものに思えました。関東ばかりでなく、全国の手ぬぐい業界の方々が一堂に会することができたら、面白いだろうなぁ、と想像してしまいました。

冬から春先の柄が入荷しています

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