5月も中旬になりました。寒暖差が激しいですね。
それでも季節は巡っていて、6月と7月の個展へ向けて準備を進めております。
6月17日からは福岡の望雲さんにて。私も久しぶりに福岡へお邪魔します。
2021年の展示会は、コロナ禍ということもあり出かけることができず、画面越しに自分の個展を眺めるという不思議な体験をしました。ギャラリーの方々のおかげで素敵な展示会でしたが、寂しい気持ちがして、次の機会があれば その時は!と思っておりました。
「注染+植物染め」手ぬぐいは、今週末でオンラインでの販売を終え、今後は展示会でご覧いただくかたちになります。色合いのことなど、細かいご質問をいただいたりもしましたが、染めた時期はバラバラで、濃度もいろいろ。柄もなるべく重ならないようにして、ほぼ一点ものです。そのあたりもご理解いただければと思います。
先日、バリアフリー体験をしました。
感覚は薄れていきますが、体験で感じたことを忘れないでいたいと思いました。
目隠しをして介助の方と一緒に歩きながら、様々な音、風の流れ、お店から漂う匂い、杖が触れる道の段差に神経を集中。常にその場の状況のことを考えていました。階段や、自分の方向がわからなくなることが、これほど怖いものとは。(介助の体験もさせていただきました。)日頃、視力に頼っていることを痛感しました。食事や、トイレに入るなども体験。
ものづくりなど、発信する仕事をする上で、さまざまな気づきや反省がありました。そして家族への介助を思い出し、もっといろいろできたのに、と思いました。
雨が降る肌寒い夕方。紫蘭につかまって眠るモンシロチョウがいました。