2011/10/13

手ぬぐいを植物染めに。

ハギレにしてしまっている手ぬぐいの状態は様々で、ほんの少しのシミや、色移り、柄のブレなどは、お使いいただくのに問題はないものの、見た目のことから商品にできなかったり、私は許容範囲だと思っていても、お客様から返品されてしまったり、ということが度々ありました。ハギレではなくて、もう一度、手ぬぐいという布として、お使いいただく方法はないだろうか、と考えていて、もう一度染める、ということを思いつきました。

手ぬぐいの染め直し…反物の状態ではないし、染め屋さんにお願いするわけにはいかず、
自分でできる染めを考えていました。化学染料は、排水処理のことから家庭では難しいと思い、天然染料で染め直しをしてみることに。


植物染めは以前から好きで、実は商品を販売しておりました。(かつては自分で育てたハーブが収穫しきれない時に、それらを染料にして様々なものを染め、販売しておりました。)
収穫する時期により同じ植物でも色合いが変わったり、媒染剤により思わぬ色が現れたり、その面白さに惹きこまれていきました。

あの頃は絹ものばかりを染めていたので、わりと簡単にきれいな色が染まりましたが、今度は木綿ということもあり、なかなかうまくは染まりません。濃染剤などの薬品や、家庭で排水処理ができない媒染剤は使わないことにしているので、いろいろな文献にあたりつつ(染め方はいろいろあるようです)、ていねいに、何度も染める方法で染めていくことにしました。

化学染料よりも色落ちはしやすく、鮮やかな色ではありません。しかし、植物からいただく色合いの優しさ、美しさが好きです。こんな手ぬぐいがあってもいいなぁ、と思いながら、今日も染料を煮出しています。(もう少ししたら、お披露目できると思います。)

インド茜の根のチップ。鍋で温度を上げて煮出します。


抽出した美しい染液。


うちの手ぬぐいを染めていきます。


生地が濡れている時は濃く見えますが…

乾くと少し薄い色合いになります。


大曲の「和装はきもの・小物 加藤」さんで個展が始まります

 各地で続く大雨が心配です…。どうか 皆様ご無事で。   明日5日より、大曲のはきもの屋さんで、手ぬぐい展が始まります。 加藤さんとは長いお付き合いで、いつか展示会を…とずいぶん前からお話をいただいていました。その機会が現実になり、ありがたい気持ちです。 東北では初めての展示会で...