日差しにも明るさが増してきたような。沈丁花が香る日も近そうです。
数日前、今年の『手ぬぐい扇子』のサンプルが届きました。かわいい仕上がりで、皆様にお披露目できる日が待ち遠しいです。
扇子のフチには、ヘリガミと呼ばれる細い紙が貼ってあるのですが、1回目のサンプルの色が気になっていました。サンプル2回目の今回、改めて作っていただいた扇子のヘリガミは、色もよくて一安心。微妙な違いなのに、縁取るもので印象がずいぶんと変わることを知りました。今更ではありますが。(「手ぬぐい扇子」は今年で8シーズン目です!)
只今、あひろ屋facebookページでは、『南天』手ぬぐいの新色のアンケートを行なっております。私としては、胡桃色、藍鼠、木賊色あたりがいいのでは、と考えていたのですが、皆様のご意見もうかがってみたいと思いました。こんなふうに皆様に ”おたずねする” ことは、実は初めてのことです。(今のところ木賊色が人気のようです。ふむふむ。)
手ぬぐいの色は確かに重要ですが、人が染めていて、その時の気候や環境によっても
染め色は変わります。同じ時に染めていても、反物により色合いが微妙に違っていることに気が付くこともあります。染め、という手仕事の奥深さ、面白さ…これからもじっくりと付き合っていきたいです。
先日、青い色合いの手ぬぐいばかりをご注文されたお客様がいらっしゃいました。並べてみると、きれいでした。手元にあった灰色系の手ぬぐいを並べてみると、どれも微妙に色合いが違っていて、やはりきれいだなぁ、と思いました。