数日前、新作の手ぬぐい「斑雪(はだれ)」を発売いたしました。
雪解けの頃の眺め、を柄にしてみました。手ぬぐいは立春の日に届き、タイミングがいいなぁ、と箱を開けたのですが … ギョ!!部分的なボカシ染めに、釘付けになってしまいました。
私の指示がうまく伝わっていなかったようなのです。でも、これは手間のかかる染めなので、職人さんは悩みつつ、挑んでくださったんだと、ありがたく、そして自分の指示の仕方に反省。
生地のミミからミミへのボカシ染めは依頼どおりで、滑らかな、美しいグラデーションでした。そして、色合いが絶妙。色見本よりも、いい色なのでは、と思いました。まだ肌寒い春の訪れの雰囲気が、あらわれているように感じます。
注染の魅力と難しさ。
一発勝負なだけに、染めてみないとわからない部分はありますが、最低限わかりやすい指示であったり、信頼の上での「お任せ」が必要、とわかってはいるのですが。いろいろな仕上がりからまた学んだり、次に活かせそうな気がしました。修行は続きます。
一発勝負なだけに、染めてみないとわからない部分はありますが、最低限わかりやすい指示であったり、信頼の上での「お任せ」が必要、とわかってはいるのですが。いろいろな仕上がりからまた学んだり、次に活かせそうな気がしました。修行は続きます。
会期終了直前に、ようやく出かけることができました。
「水 - 神秘のかたち」展 サントリー美術館(2/7終了)
水にまつわる文様にも惹かれましたが、展示品の背景や説明を読むうちに、かつて歩いた土地のこと、旅先で感じたことなどを思い出し、またそういう時間を持ちたいものだなぁ、としみじみ思いました。水とともにある信仰 … 興味深いです。