4/03/2018

シルクラブさんへ。

昨日は「第一回 繭の会」(四代目店主好みの着物と帯の会)がひらかれているシルクラブさんへご挨拶に。
玄関の中に入ると、華道家 石澤由美子さんが活けられた小手鞠の花が迎えてくれます。(お会いしたかったけれど入れ違いに。植物についての大先輩です。お花を眺めていると目の前にいらっしゃるような気持ちに。)

*写真に写っている大きなお花は、別のお花屋さんが活けられたものです、念のため。



出品中の手ぬぐいは、玄関を入って左手のテーブルに、並べてくださっています。
桜と、浅蜊と、宿木の柄が人気のよう。

お庭の草花、木々、建物、しつらい、そして展示品の着物や帯… 美しいもので満ちた空間でした。お庭で散り続ける桜を眺めたり、お二階の出張カフェで美味しいお抹茶をいただいたり。どこもゆったりとしていて、壁にかかる古い更紗、染織や美術関連の蔵書たち、ご来場の方々の穏やかな声… 仕事を忘れて、のんびりとシルクラブさんで過ごしてしまいました。
会期は5日までです。詳しくは、シルクラブさんのサイトをご覧くださいませ。




1月の展示会出品後、お問い合わせをいただくことの多い この風呂敷。
手ぬぐいを縫い合わせ、柿渋で何度も染めたものです。もうすぐ、商品として販売を始められそうです。どうぞ、お楽しみに、と書こうとして、自分が楽しみにしていることに気がつきました。手ぬぐいほか、デザインをすることが仕事ですが、やはり自分で染めたり、作ったりすることも、やめられないことの一つ。手を動かさないと見えない景色があり、誰とも分かち合えない時間かもしれないけれど、心を支えている何かのような気がしています。





今日の美味しかったもの。「菜の花丼」。
炊きたてのご飯の上に、炒めた菜花をのせて。(塩、酒、醤油を少々)
菜花は国分寺産。朝、地元野菜を買うのが楽しみです。


はぎれセットや年末年始の営業のお知らせ

今朝は初雪が舞った東京。今年も年末が近づいてきました。 お歳暮やお年賀として、手ぬぐいをお選びいただけることを嬉しく思います。昔から、ご挨拶時のひと品として手ぬぐいは使われてきました。 今年はすでに南天、紐結び、笠松などのお正月に人気な柄は欠品してしまいましたが、「摘草」や「梅霞...