10/11/2018

長崎から熊本へ

 刈水庵さんでの個展は続いているのですが、小浜から離れ、長崎市内へ。この日は長崎くんちの中日で、あちらこちらで山車が練り歩き、道は混雑していました。(幸運なことに、バスの車窓から コッコデショの太鼓山が遠くに見えました!)




長崎市内では、大浦にあるお取引先の「TeRAYA」さんへご挨拶へ伺いました。ふんどしのセレクトショップですが、店内には 様々なタイプのふんどしや、長崎にまつわるもの、手ぬぐいが並んでいました。(オリジナルの手ぬぐいは注染で梨園染でした!)
短い時間ではありましたが、ようやく、オーナーさんにもお会いすることができ嬉しかったです。



お店をあとにし、大浦天主堂へ。
キリシタン博物館も拝見し、胸がいっぱいに。
今まであまり知らずに生きてきてしまったけれど、知るべき歴史があることを感じました。移動する列車の中で、いただいた資料を読みました。




 夕方、熊本に到着。(考えてみると、長崎と、通過しただけですが佐賀と、そして熊本は初めてです。)十数年前からのお取引先「橙書店(orange)」さんへ。こちらも、ようやく お店訪問がかないました。


 店主の田尻さんに美味しいコーヒーを淹れていただき、ちょっとお話をしながら、本も選んでいただきました。”家族を突然亡くした人が、ショックが落ち着いた頃に読むといい本” はありますか…?とたずね、初めに選んでいただいた本は、すでに持っていたため、違う二冊をまた選んでいただき、アルテリ最新号と一緒に購入しました。(橙書店さんは「アルテリ」誌の編集室でもあります。そして、田尻さんは本も書かれる方。)

 今回の旅の目的を終えて、ホッとしながら夕暮れの熊本市内をお散歩。熊本城のそばまで行きましたが、あちらこちらの石垣が崩れていて、修復の大変さが伝わり、切ない気持ちに。


(長崎でも熊本でも、路面電車によく乗りました。)






 翌朝、改めて熊本城の周りを歩きました。加藤神社にもお詣り。
祝日の月曜日の後の火曜だったので、行きたかった美術館、樹木園、工芸館などは休館。少し離れた場所にある水前寺成趣園は開いていることを知り、バスに乗って向かいました。





 川底まで見えるほどの澄んだ水が流れていたり、桃山式回遊庭園は美しく、水前寺は素敵なところでした。能楽殿もあり、ここで薪能などを体験できたら、と想像していました。

 駆け足の旅ではありましたが、各地で嬉しい再会や出会いがあり、語らうこと、初めて見ること、感じることも多く、とても貴重な時間でした。
お世話になった皆さま、そして出荷をお待ちくださっていた皆さま、本当にありがとうございました。また日常に戻り、せっせと手ぬぐいを畳んでいます。旅の余韻を楽しみつつ…。



はぎれセットや年末年始の営業のお知らせ

今朝は初雪が舞った東京。今年も年末が近づいてきました。 お歳暮やお年賀として、手ぬぐいをお選びいただけることを嬉しく思います。昔から、ご挨拶時のひと品として手ぬぐいは使われてきました。 今年はすでに南天、紐結び、笠松などのお正月に人気な柄は欠品してしまいましたが、「摘草」や「梅霞...