手ぬぐい67作目は「水鳥」です。
ハクチョウ、カモ類が、穏やかな水辺で過ごしている のどかな柄です…
青色はお願いした通りのすっきりとした色合いでした。砂色は難しいのを承知で頼みましたが、落ち着いた とてもいい色合いでした。(ただやはり、染めムラができてしまった生地も。残念ですが、それは はぎれセット用に。)
最近はいろいろな影響から納期もなかなか見えず、今年も大変な予感がしますが、一つ一つ、できる限りのことをして、いいものを作り続けていけるよう励みます。
発売から一日が経ち、多くのご注文をいただけて とても嬉しく思いました。お取引先のお店の方々からも『かわいい!』『新作を待ってました』とおっしゃっていただき、気持ちがめげることも多い中、描いてよかった、と思いました。
…この柄は、水面に浮かぶ水鳥たちのことを思い出しながら描いたものです。
1989年1月16日。
調べてみたら、35年前のちょうど同じ日に、私は「全国一斉ガンカモ調査」に参加していました。(中学生でしたが。)
環境保全や保護区の設定に活用するための資料として、日本の数千か所ある水辺で、数千人が、一斉にハクチョウ、ガン、カモ類をカウントする調査です。
… あれから、鳥たちにとっての環境は、どう変化したのでしょう。
渡り鳥の数は減少し続けている、という話もききます。
下の写真は「水鳥」手ぬぐいの下絵です。
穏やかな水面?波がある水面?と考えつつ描いていました。