2/15/2025

「籠目」手ぬぐいのデザインが新しくなりました。今回は "二重六つ目編み" です。







 「籠目」手ぬぐいが新しくなりました。
2008年に発売した時は "六つ目編み" の籠目だったのですが、今回は様々なカゴの本や うちにあるカゴを参考にスケッチしているうちに、この "二重六つ目編み" が気に入り、手ぬぐいの柄にしました。簡単に描けそうで、少しでも角度がズレるとおかしなことになるので、手で描くのは難しいものだな…と改めて思いました。(17年前も同じことを感じていたことを思い出しました。)パソコンですぐにできてしまうことではありますが。


色合いについても、長い年月の中で「草色」に使用していた染料がなくなってしまい(数年前の染料屋さんの廃業で様々な色合いがなくなりました)、染め屋さんが近いもので再現してくださいました。同系の3色のぼかし染めが綺麗です。

自分だけでなく、染めに関わる状況は刻々と変わっているので、その中でレベルを保ちつつ作り続けていくことは、なかなか大変です。しかし、早速ご注文をくださるお客様や、一緒に挑み続けてくださっている作り手の皆様のおかげで、ここまでこられたのだと思います。




 一緒に入荷した「花筏」。いつにも増して儚げです。
もう少し、色合いの濃度を上げるか、花びらの数を増やした方がいいのか…



 




 4月から9月くらいまでは、個展などで植物染めの手ぬぐいの販売を予定しており、その間はオンラインストアでの販売は休止予定です。在庫によっては、時々オンラインでも販売できれば、と思いますが、気になる色合いがございましたら、どうぞお早めに。



 今年のイベントは、3月2日の朝市から始まります。
10月まで百貨店催事や個展が続くので、いろいろ大丈夫だろうか…と心配ですが、家族のこともあるので、私自身も無理をせず、できる範囲で、と思っております。仕事を続けられることや、イベントに出店できることも当たり前のことではなく、いつかそれらも難しくなる日がくると思うので、一つ一つを大切に過ごしていきたいです。


久しぶりの休日。DIC川村記念美術館へ。

 誘っていただいて、DIC川村記念美術館へ。 吹雪く東京駅そばで高速バスを待ちながら、朝は近所に雷も落ちていたし、思い出に残る一日が始まったのかも…と感じました。  美術館ではマーク・ロスコの「シーグラム壁画」の専用展示室が素晴らしかったです。 すべての展示を見終えてからもう一度...