「籠目」手ぬぐいが新しくなりました。
2008年に発売した時は "六つ目編み" の籠目だったのですが、今回は様々なカゴの本や うちにあるカゴを参考にスケッチしているうちに、この "二重六つ目編み" が気に入り、手ぬぐいの柄にしました。簡単に描けそうで、少しでも角度がズレるとおかしなことになるので、手で描くのは難しいものだな…と改めて思いました。(17年前も同じことを感じていたことを思い出しました。)パソコンですぐにできてしまうことではありますが。
色合いについても、長い年月の中で「草色」に使用していた染料がなくなってしまい(数年前の染料屋さんの廃業で様々な色合いがなくなりました)、染め屋さんが近いもので再現してくださいました。同系の3色のぼかし染めが綺麗です。
自分だけでなく、染めに関わる状況は刻々と変わっているので、その中でレベルを保ちつつ作り続けていくことは、なかなか大変です。しかし、早速ご注文をくださるお客様や、一緒に挑み続けてくださっている作り手の皆様のおかげで、ここまでこられたのだと思います。
一緒に入荷した「花筏」。いつにも増して儚げです。
もう少し、色合いの濃度を上げるか、花びらの数を増やした方がいいのか…
4月から9月くらいまでは、個展などで植物染めの手ぬぐいの販売を予定しており、その間はオンラインストアでの販売は休止予定です。在庫によっては、時々オンラインでも販売できれば、と思いますが、気になる色合いがございましたら、どうぞお早めに。
今年のイベントは、3月2日の朝市から始まります。
10月まで百貨店催事や個展が続くので、いろいろ大丈夫だろうか…と心配ですが、家族のこともあるので、私自身も無理をせず、できる範囲で、と思っております。仕事を続けられることや、イベントに出店できることも当たり前のことではなく、いつかそれらも難しくなる日がくると思うので、一つ一つを大切に過ごしていきたいです。