資料館では、美しい化粧道具など所蔵品がズラリ。展示されている道具を眺めつつ、”紅”の製法を知ることができます。資料館手前のお店『紅匠』は”紅と粋な小間物”を
コンセプトにしていて、当店手ぬぐいも並べていただいております。
開店に先駆けての内覧会では、紅づくりの実演初公開などなど、今思い出しても素晴らしいひとときでした。このような伝統の技が生きている事と、出来上がった”紅”の美しさにただただ感動!その日のお土産にいただいた、かわいいセットの中身をご紹介しますね。
小皿に塗られた”紅”は、玉虫色に光っています。右は山形の最上紅花。
紅筆はコシのあるイタチの毛で出来ているそうです。
乾いている時は玉虫色。これは極上の"紅"の証。光を嫌うので、使わない時はお皿を伏せておきます。
”紅”は水で溶きます。美しい赤色。その人のもつ唇の色や、重ねる量により、様々な色合いを見せてくれます。紅を点(さ)す指は薬指。時代劇などで、そういうしぐさを見たことがありますね。
青山にお出かけの際は、ぜひ。根津美術館のそば、骨董通り沿いです。