7/28/2006

「鉄線唐草」は”細川染め”から"差し分け染め"へ

当店では、在庫が「槍梅」柄だけになっていた手ぬぐい扇子
ひょんなことから、製造元の扇子屋さんに、まだ在庫があることが判明。「延段」と「風知草」の柄ですが、早速譲っていただきました。かなりの数を確保できて、嬉しい気分になっております。これから夏本番ですので扇子をお探しの方、いかがですか?
そんな扇子ですが、実は、もう来年に向けての準備が始まっています。来期は、どんな扇子が出来上がるのかしら、と楽しみです。


さて、先日発売になりました手ぬぐい「鉄線唐草」の青花。
多くの鉄線ファン(?)の方々から『清々しい!』というメッセージを多くいただきました。ちょっと色が変わるだけで、ずいぶんとイメージが違いますね。今回の染めに際し、デザインを少々変更いたしました。花と茎の部分を離すことで、"差し分け染め"という 一度に多色で染める技法を使えるようになりました。気になっていた部分の葉と巻いた蔓の向きの修正もおこないました。


「箸格子(朽葉色)」は色合いが変わりました

   以前の「箸格子(朽葉色)」は濃度が薄かったようで、染めムラになりやすいのが悩みでした。このたび、色合いを見直し、本日より販売しております。 新しくなった朽葉色は少し濃く、緑色がかった落ち着いた色です。  "くちばいろ" は平安時代中期からある伝統的な色名...