9/18/2008

「小袖 江戸のオートクチュール」展へ

「小袖 江戸のオートクチュール」展を観に出かけました。
(9月21日まで サントリー美術館)
江戸時代、形がシンプルな小袖は、上層階級の女性や呉服商が

その意匠を競い合ったそうです。
自然や和歌、風景をモチーフに独創的な表現は自由で、緻密で、

圧倒的でした。


こちらのコレクション(小袖の他、能装束、調度品、雛形本約300点)
松坂屋京都染織参考館の収集品で、通常は非公開の秘蔵品ばかり。
作品の由来、技法についての説明文を読み進むだけでも感心してしまいますが
私が気になってしまうのは、そこには書かれていない、注文主のこと。
どんな季節に、どのような場で、この小袖を纏っていたのだろう。
柄や意匠がそれぞれ独特で、かわいらしい柄が好みだったのかな、とか、
誰に見せたかったのだろう?と余計なことを考えてしまうのでした。

手ぬぐい「花鳥」(リ・デザイン/3版目)を発売いたしました

注染 手ぬぐい「花鳥」(2025年版) 中紅色、ねずみ色 満開の桜の中で、思い思いに過ごす小鳥たちを描いた柄です。 2003年に発売後、2009年に一度目のリ・デザインをし、今回16年ぶりに新しくなりました。 七羽の鳥たちに大きな変更はありませんが、花の大きさを小さくすることで数...