2010/12/13

10年前の今頃、鉄瓶のいたずら描きから始まったのでした。

畑に行くと、ブロッコリーもカリフラワーも、キャベツも大きくなっていました。あの残暑厳しい頃に植えてしまった苗だったので、長い道のりを水を運んだり、根元に藁を敷いたり。ずっしりとした重みを両手に抱えると、そういった日々が一瞬思い出され、でも私が手をかけたのはほんの少しで、あとは土と太陽と風と雨と、自然が育ててくれたんだなぁ、とありがたい気持ちになりました。
遅れて蒔いたホウレンソウも本葉が出ていて、じっくり育っていきます。葉もの野菜は寒さにあたって、美味しさがひきしまっていくよう。季節とともに、畑での愉しみは廻っていきます。

2010年を少しずつ振り返る日々ですが、今年は、また畑を始めることができた、というのが何よりでした。春、移転したことで庭を失い、これからは淋しいなぁ、と思っていたら、畑に出逢いました。こんなふうに、暮らしでも、仕事でも、流れがあって、ちょうどいいタイミングで出逢っていくことを、実感した一年でもありました。(不思議に、多くの方と再開できた年でした。)



毎月新作を出す!と豪語していたのに、それは叶わず、来年の目標として また掲げます。
いよいよあひろ屋も10周年の年です。と、いうことは、10年前のちょうど今頃、2000年の12月に、私は「鉄瓶」のデザインを思いつきました。その時はちょっとしたイタズラ描きでしたが。
そこから始まって、10年後の今。柄も増え、大勢の方に支えられて、仕事として続けられています。あの頃は、雨漏りのする風呂の壊れたアパートに暮らすOLでした。10年後なんて、想像すらできない状況でしたが、デザインを考えるのが楽しみで、いつもいろいろと描いていました。
ここから先、10年後、20年後のことはわからないけれど、今までのように、出会いや流れを大切に、力を抜いて進んでいけばいいのかな、と。その時々に感じて描いた柄を、手ぬぐいなどカタチにできますように。

長崎から熊本へ

 刈水庵さんでの個展は続いているのですが、小浜から離れ、長崎市内へ。この日は長崎くんちの中日で、あちらこちらで山車が練り歩き、道は混雑していました。(幸運なことに、バスの車窓から コッコデショの太鼓山が遠くに見えました!) 長崎市内では、大浦にあるお取引...