個人的に思い入れのある植物で、いつか手ぬぐいの柄に、と思っていました。野生のものは、近所ではみかけないし、クリスマスシーズンのお花屋さんで買った枝をスケッチをしたり、図鑑で調べたり。特徴的なのに、なんとなく柄にするのが難しく、悶々としていました。この夏、ようやく版下が描けて、ホッとしました。ヤドリギの樹上の株の姿(球形)と、日本の文様に多い丸紋(円形に柄をおさめたもの)をかさねてみました。
モデルになってくれたヤドリギの一枝。本物の美しさには、とてもかないません。
海外では、ヤドリギにまつわる伝説やモティーフに込められた意味など興味深いのですが、日本では どうなのでしょうか。
…しばらく、野にあるヤドリギを見ていません。たまには山を歩きたいものです。
ベランダで、なんとなく育てていた小豆や棉が収穫できる季節に。来年はもう少し、土などに気を配って、大きく育てたいです。
描いたのはもう7年も前ですが、「照葉」のページに、版下を描いている時と、準備した色見本の写真を載せました。いろいろと思い出されて懐かしい。写真は、自作の「落ち葉の定規」で版下を描いているところです。
第1作目の「鉄瓶」から、版下作成時の写真を残しています。(たいした画像ではないのですが、一応記録として。いつか、まとめたいなぁ。)