2018/07/19

ラ・ロンダジルさんでの個展が始まりました


 暑中お見舞い申し上げます

先週からの厳しい暑さに驚いていますが… 、セミも鳴き始め、朝顔が蔓をどんどん伸ばしているのを見ると、夏なのだなぁ、と実感します。氷出しの煎茶が休憩時間の楽しみ。





 6月23日付のブログで「詳細は改めて」と書いた個展「あひろ屋 手ぬぐい店 十三」は、昨日初日を迎えました。気がつけば、13回目…。毎年、暑い季節に、ありがとうございます。

今年は友人の革作家さん 「キナ」のお二人に参加をお願いしました。あひろ屋の手ぬぐいの柄になっている植物をモチーフに、鹿革でコサージュをリクエスト。せっかくなので、テーマの植物を決め、キナさんたちは革でコサージュ、私は手ぬぐいで表現してみよう、と話しあったのは まだ寒い季節でした。

選んだ植物は露草。日本人が古くから歌に詠み、工芸品にも多く登場する野の花です。スケッチをしたいと思っても、春の野に見つけることができませんでした。偶然にも、母が毎年こぼれ種子から育てていることを知り、数株をもらってきました。育てていると、夜の10時頃から葉の端に露が浮かび、朝陽がのぼる頃に消えてゆくことがわかりました。その美しい眺めを手ぬぐいにしなくては、と思いました。


手ぬぐいの版下を描く時に気をつけることは いくつかあるのですが、茎の細さは染料がきれいに入るギリギリの細さに。露草の繊細さが表現できるよう、色合い、間隔なども気をつけました。



キナさんからは『ツユクサが咲いてるよ!』と連絡が入ったり、露草の資料が届いたり。どんなものを作っているのか、描いているのかを、お互いが知ったのは出来上がってからだったのですが、わりと近い世界観で、モノづくりをしているのかも、と感じました。





 そして、ようやく迎えた初日。コサージュのモチーフに、どの柄が選ばれたのかも、実は知りませんでした。(お楽しみにー、とキナさんが書いていたので、特に訊かずにいたのでした。)
お店に入り、うわー!っと声が出てしまいました。こんなにたくさんの 素敵な鹿革コサージュ。そして、お財布に付けられた鹿角の装飾もまた、ツバメや 宿木など、手ぬぐいのモチーフから選んでくれていました。







 今年も、店内各所には、小路苑さんが生けてくださったお花が涼しげです。
手ぬぐいは新作の「露草」ほか、柄数多めに揃えました。(今度の金曜に、また入荷した手ぬぐいを追加納品予定です。)



 初日はキナさんも一緒にお店番。暑い日でしたが、楽しく思い出に残る一日になりました。13年連続で、素敵な展示会をひらいてくださっている ラ・ロンダジルさんには、ただただ感謝ですが、続けてくることができたのは、暑い中 お出かけくださる多くの方のおかげです。本当に ありがとうございます。
「あひろ屋 手ぬぐい店 十三」は28日までです。詳しくは、サイトのイベントのページをご覧くださいませ。




紗が破れ、役目を終えた「枝垂柳」の型紙が戻ってきました。新しく彫っていただいたので、これは捨てられてしまうものですが、私にとっては宝物です。10年半、たくさんの手ぬぐいを生み出してくれた型紙。本当にお疲れさま。


長崎から熊本へ

 刈水庵さんでの個展は続いているのですが、小浜から離れ、長崎市内へ。この日は長崎くんちの中日で、あちらこちらで山車が練り歩き、道は混雑していました。(幸運なことに、バスの車窓から コッコデショの太鼓山が遠くに見えました!) 長崎市内では、大浦にあるお取引...