【アヒルのこと。】
新作の手ぬぐい「鶩(アヒル)」。
ラ・ロンダジルさんでの個展で先行販売中です。
屋号の「あひろ」は アヒルの古語で、あひろ屋を開業する前年まで、可愛がっているアヒルがいました。(お店の名前は、これしかない!と思っていました。)
そういう経緯から、いつか アヒル柄を描くつもりでしたが、気がつけば20年。ようやく発表することができ嬉しいです。20周年を記念しまして、20羽のアヒルを描きました。
版下用に描いていると、雛の時から晩年まで、鳴き声やアヒル臭さ(!)なども全てが愛おしく、懐かしく蘇りました。
我が家にやってきた4羽のうち、2羽は雛の時に猫に連れ去られてしまい…、守ってあげられなかったことをずっと悔やんでいました。今回の20羽の中に、ヒナが2羽いるのは そのためです。
またいつか、アヒルたちと暮らせますように。
そして、20年間応援していただいて、ありがとうございます。
なかなか落ち着かない世の中ですが、これからもコツコツと手を動かしていきたいです。
1枚目:アヒルのヒナ。手のひらに乗る大きさでした。
2枚目:若鳥の頃。
3枚目:アヒルは "水かき" が大きいので、自分の左足の上に右足が乗っていることに気づいていない。(一歩を踏み出す時に転んだりする。)
4枚目:地色は、黄色と藤鼠色の2種類です。