6/10/2018

植物のこと、はぎれのこと。

 関東は梅雨入りし、そして台風も接近しているため、強い雨が降ったりやんだり。

 今年も前半が終わろうとしています。焦りつつ、振り返ったり、後半を計画したりしています。(期限を切られていない お仕事をお待たせしている方々、すみません。忘れてはいませんので…。)ありがたいことに、今年後半や来年の展示のお話も いただいております。ご期待にお応えできるよう、日々励むのみです。



 10数年育てているのに、一度も実を見たことがない白南天。今年は花をたくさんつけてくれました。植物の生きている時間に触れていると、このせわしない暮らしが情けなく思えることもありますが… 植物たちからは様々なことを教わっています。





 そう、植物といえば、昨日は国立のmusubiさんへ納品へ伺いました。
ちょうど、「Panacea Pharma 我が家の香りをつくる」展がひらかれていました。(昨年の展も、お邪魔しました。)店内はとても良い香り…。今回も、リラックス効果があるブレンドオイルをいただいて帰ってきました。このオイルのおかげで、より安眠できるようになり、心身ともに助けられてきたのです。植物の力に癒されるということの 大きな安らぎ。






 浦和の「楽風」さんで手ぬぐいを展示販売していただいておりますが(会期は8月末まで)先週、追加で納品いたしました。そして、来週からは、また各地でイベントが始まります。
在庫が少なくなってきていて、申し訳ありません。もっと染めていかないと…。なかなか、全てをうまくまわしていけなくて、もどかしいですが、頑張ります。




 お知らせのとおり、本日より「はぎれセット」の価格が改定になります。恐れ入りますが、どうぞご了承くださいますよう、謹んでお願い申し上げます。

…はぎれ として販売する手ぬぐいがなければ、悩みも深くはならないのですが、注染の特性上、ある程度は避けられず、そしてちょっとしたことで、生地も染めも "難" のあるものができてしまう、ということについて、考え続けています。

使用に当たり、それほど問題のない"難"であるならば、それは普通に販売すればいい、と思い始めています。その線引きが難しい。長年、考え続けていることですが、手ぬぐいは出来上がるまでに多くの人の手、思い、工程を経て作られるので、簡単に答えが出ないのです。作り手さんと、お客様と、双方と繋がっている私が考えることや動くことをやめてしまったら、そこで終わってしまうので、これからもどうしたらいいのか、向き合ってゆくことになります。

そしていつも、根本的なことを考えます。 "そもそも、なぜ作っているのか?"。
 作り続けていいものなのか、どうなのか。モノが溢れている中で、新たに何かを生み出すことに関わる人々は、常にそこを問い続けていかないと、そして答えていかないと、いけないと思っています。


はぎれセットや年末年始の営業のお知らせ

今朝は初雪が舞った東京。今年も年末が近づいてきました。 お歳暮やお年賀として、手ぬぐいをお選びいただけることを嬉しく思います。昔から、ご挨拶時のひと品として手ぬぐいは使われてきました。 今年はすでに南天、紐結び、笠松などのお正月に人気な柄は欠品してしまいましたが、「摘草」や「梅霞...