9/28/2025

今年の催事は全て終了です。感謝。「縞市松(うすみず色)限定色」発売。

 





 今年も、谷保天満宮例大祭の宵宮の日に展示会が終了しました。
musubiさんで展示する最後の手ぬぐい展。多くの方に足を運んでいただきました。本当にありがとうございました。

DMを置いてくださった国立のお店の皆さまも、ありがとうございました。(最後にいらしたお客様はなんと… 20年以上前に催事でお世話になった方でした。近くのお店でたまたまDMを目にされてのご来店でした。)

… musubiさんにはお仕事だけでなく、地元情報をいただいたり、多くのご縁を繋いでいただいたり、と感謝してもしきれません。寂しくなりますが、これからのことも楽しみに。

ちょうど閉店時間の頃に、お店の前を山車が通りました。皆さんと一緒に眺めることができて嬉しかったです。
その後、musubiさんたちと谷保天満宮へ。気持ちのいい秋風の中、太鼓の演奏を聴いたり、山車の上で踊る獅子舞を見たり。たこ焼き、生ビールが美味しかったです!


 今年は百貨店催事の後に個展が6つも続きましたが、おかげさまで年内のイベントスケジュールを全て終えることができました。様々な困難がありましたが、多くの方に支えていただき、なんとか乗り越えられたような気がします。本当にありがとうございました。



 そしてまた「縞市松」は限定色の販売です。(うすみず色)
「菊」のために発注した地色(薄青色)の手ぬぐいでしたが、注染で柄を染める段階になって、型紙が使えないことがわかりました。彫るのに時間もかかりますし、品薄状態なので、なるべく早くほしいということもあり、急遽「縞市松」柄を染めていただきました。本来の地色は淡いブルーグレーですが、こちらはスッキリとした印象です。なくなり次第終了です。
久しぶりに「蓮花果托」柄も入荷しています。





9/22/2025

望雲さんでの個展終了。musubiさんの展示会は会期後半へ。

 


 福岡の望雲さんでひらかれておりました手ぬぐい展は、昨日終了いたしました。
ありがとうございました!

初日と翌日は在廊し、皆様にお会いすることができて嬉しかったです。
その日は鬼木さんのイベント「台湾食堂」とも重なり、美味しいお料理やお茶をいただきつつ、相席の方々とお話しもできたりして、楽しい時間でした。

新作・旧作は関係なく、皆様それぞれのお気に入りを選ばれてゆくのを、嬉しく拝見しておりました。
注染の型紙を飾っていることで、技法や手ぬぐいについてのご質問をいただき、それもまた嬉しいことでした。ご興味をお持ちくださることで、ささやかでも、手仕事の将来が変わっていくと思っています。

今回は、会期を延期していただいたり、様々な場面で望雲の皆様にご心配をおかけしました。いつも素敵なしつらい、細やかなお気遣いに感謝しております。ありがとうございました。



 そして、国立のmusubiさんの展示会は会期後半へ。
展示用の型紙を一枚追加しました。「照葉」柄です。
こちらの展示会の会期は27日までですが、その日は谷保天満宮様のお祭りとも重なります。楽しみですね。





 長い間販売をお休みしていた「はぎれセット」も再販中です。さっそく、多くのご注文をありがとうございます。(こういうふうに集中してしまうと、どうしても出荷までにお時間をいただいてしまいます… )お届けまで、少々お待ちくださいませ。





 先日、帰り道に思い出し、東博の「運慶」展へ。(無著菩薩様ファンなので…)
開催中の展示は、興福寺北円堂のご本尊 弥勒如来坐像、無著・世親菩薩立像、四天王立像の7軀の国宝仏を一堂に…というもので、弥勒如来坐像がお寺の外で公開されるのは60年ぶりとのことでした。圧巻!

9/15/2025

musubiさんで個展が開催中です(出荷をお待たせしております)

  個展の会期が重なり合いながら続いております…(こういうことは今年限りかと思います。)出荷を再開したものの、展示会中は私も在廊したり、そちらへの追加納品などもあり、なかなか追いつかない状況が続いております。お待たせしている皆様には申し訳ありません。

展示会中は受注を休止するべきかとも思ったのですが、新作を展示会だけで販売するのではなく、卸販売のお店へも、個人のお客様へも、皆様に楽しんでいただけたらと思い(数量の制限はありつつも)同時に販売や受注を行いました。あっという間に完売してしまいましたが、また来年も染めていただく予定です。

一人で全ての運営をするというのは大変なことですが、都度よりよい方法を考えつつ、続けていけたらと思います。年齢とともにできないことも増えていくと思いますし、いつか終わる時が来るので、それまでに何ができるのか、残りの時間を大切にしていきたいです。

 


「萩」の型紙



 そして、9/12から 国立のmusubiさんで、これが最後となる手ぬぐい展が始まりました。
長年お世話になってきた musubiさん。出会ったのは、かけ出しの頃でお互いにまだ会社勤めの20代の時でした。時が流れ、私が国立に戻ってきたことでお取引きが始まり、毎年のように展示会をひらいていただきました。ご家族皆様にも大変お世話になり、たくさんのご縁を繋いでくださったことに感謝しています。
展示会は9/27(土)まで。私の在廊予定は Instagramなどでお知らせしております。

写真は3代目看板猫のスミさん。





9/11/2025

望雲さんで個展スタート。そしてmusubiさんでは(最後の)個展です。

  9/6は福岡の望雲さんでの個展初日。明け方に出発し、終日在廊しました。
手ぬぐいと古いものと、望雲さんセレクトの品々が野の草花とともに。





 
 手ぬぐいの展示は507号室ですが、307号室では2日間限りの美味しいイベントが。
「おにきゆうこさんの台湾食堂」!2年前の展示会の時もおにきさんのお料理をいただきましたが、今回も絶品でした。





 翌日の9/7は午後3時くらいまで在廊していたのですが、オンラインストアでお買い上げくださっているお客様や毎回展示会に来てくださるお客様、お取引先の方、友人がかけつけてくれて、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
そしていつも温かく楽しい雰囲気で迎えてくださる望雲の皆様にも感謝。




 望雲さんでのお買い物は… 燕の木象嵌小箱と、トウヤマタケオさんのCD。(小箱については調べていてわかったのですが、100年ほど前に作られたモシュリンヌ ボックスのようです)


短い滞在でしたが、福岡で過ごせた時間がいい気分転換にもなり、帰りのフライトでは月食直前の明るい月が海を照らしている絶景にも恵まれました。


 望雲さんの展示会は9/21(日)までひらかれています。


 そして、明日からはいよいよmusubiさんの最後の展示会が始まります。
先ほど、大雨の中、型紙などを届けに出かけました。(帰りは雨も上がったので、谷保天満宮様へお詣りしました。)
毎年、展示会をひらいてくださったり、地元ということもあり、いろいろな情報やご縁を繋いでくださったmusubiさん。移住されてしまうのは本当に寂しいです。何事も移り変わっているのだとしみじみと思います。
在廊時間などは短く(出荷がだいぶ滞っているので仕事も進めないといけません)9/12、9/13は 15-18時の予定です。変更がある場合は Instagramにてお知らせします。






9/01/2025

70作目の新作「萩」








 久しぶりに、あひろ屋としての新作の手ぬぐいを発売いたしました。「萩」です。
前作が昨年10月の「早瀬」なので、今年は初めてということ。リ・デザインや、オリジナル手ぬぐいの制作をお手伝いしていたので、あまりご無沙汰した気持ちはなかったものの、新しい柄が生まれるとやはり嬉しいものですね。

もう少し色合いが濃くなる想像をしていたので、ピンク色の萩の方は、あれ?という気持ちがしましたが、また微調整をしていきたいと思います。

 展示会のために急いで染めていただきました。
望雲さんでの展示会のご案内に使っている写真は、型紙の写真です。手ぬぐいが染め上がる前だったので、少々お借りして染め屋さんの前の小川で撮影をしました。



 実はかなり前から、萩の柄を考えていました。とても好きな花で、二度ほど育てていたこともありますが、思いが先行してしまい、なかなか柄としては形になりませんでした。
白萩が好きなので、クレアで抜染?白抜き?とあれこれと悩みましたが、時間が限られていたので白地に表現することに。

 萩の季節に間に合わせていただき、ホッとしております。開催中の「かわせみや」さん、今週末からの「望雲」さん、来週からの「musubi」さんでの展示会でもご覧いただけます。
初回ということもあり、販売数量制限を行っております。また、展示会準備・出張のため、9月7日までは出荷を休止しております。


 入荷の遅れで販売できる柄がとても少なくなっていたりなど、この夏はかつてないことが続いていて、皆様にはご迷惑をおかけしております。百貨展催事の他に、朝市、マルシェ、個展が6つというのは少し無理があるとは思いましたが、まさかこんなに長く入荷を待つことになるなんて、展示会の予定が決まり始める2年前には想像ができないことでした。

 そういうこともあり、家庭や私の事情も考えると、来年はすでにいただいている展示会の予定以外は、再来年以降に…と思っております。
いろいろと状況が移ろう中、品質を保ちつつ、もの作りを続けていくというのは本当に大変なことですね。ほとんどが手仕事の注染なので、今までのようにはいかないこと、新たな方法、環境を整えていきながら、細々と続けていけたらと思います。

 以前よりも険しくなってきた注染の手ぬぐい作りですが、オリジナルの柄で作って欲しいというご依頼が年々増えております。年にいくつも承ることができないので(その分、うちの手ぬぐいの納期も遅れるわけで…)現在はご予約をいただき、数年お待ちいただいている状態です。時間もお金もかなりかかるのに、それでも…とおっしゃっていただき、とてもありがたく思い、励みにしております。

 

「忠別川」手ぬぐい - 東カワウソ様 ご依頼品

 【 デザインを担当しました -「忠別川」手ぬぐい 】  写真家の萬田康文さんが、2024年夏至の日に開いたパスタ食堂「東カワウソ」さん。北海道の東川町にあります。 オリジナル手ぬぐいのご相談をいただき、テーマは「川」ということでしたので、いつも釣りをされている忠別川のことをお聞...