3/25/2018

手のしごと オモテウラ展、開催中。

先日の21日は雪の降る中、「日本茶喫茶・ギャラリー 楽風」さんへ搬入と設営へ。本当に寒い日でしたが、展示会メンバーとの久しぶりの再会で、嬉しい日でもありました。
そして、22日より「手のしごと オモテウラ展」がスタート。会場を予約してからの1年と2ヶ月、みんなで意見を出し合い、製作に励んだイベントは、充実の内容になりました。

「手のしごと オモテウラ展」のサイト はこちら
イベントの概要、メンバー紹介、実演スケジュール、動画なども載せております。



連日、多くの方にご来場いただいて、本当にありがたく嬉しく思います。
作り手の技が光る作品を販売している "オモテ" 展示室、その製作工程の紹介や、道具、資料、動画上映をしている "ウラ" 展示室、と二つの部屋でご紹介しています。








日替わりの実演では、組紐、こぎん刺し、蒔絵の作家さんたちが、説明を交えつつ目の前で手を動かしてくださるので、本当に楽しく、勉強になりました。動画もなのですが、熟練の方々の手の動きを見ていると、なんともいえない心地よさがあって、なぜだろう、と考えていました。(癒し効果のような、ウットリするような感覚が起こるのです)動く手に迷いがなく、程よく力が抜けていて、リズミカル。ここまでには、長い時間、動かし続けた手があるのだと思いました。

メンバー皆とは、わりと長いお付き合いなので、それぞれの仕事については理解しているつもりでいました。けれども、今回、”ウラ” 展示を見て、自分は何もわかっていなかった、と痛感。





あひろ屋は、オモテ展示では、柄数多めの手ぬぐいと、テーマの「茶」にちなみ「つぼつぼ 」柄の手ぬぐいを作りました。ウラ展示では、型紙、版下、色見本、モチーフのスケッチ、原画、葉っぱの定規などを展示しています。初公開のものも沢山あって…ちょっとお恥ずかしい気もしましたが、こういう機会がなければ日の目をみることもなかったので、よかったかな、と。


手前の鉄瓶のいたずら描き。
これを書いた時に「手ぬぐいにして売ってみようかな」と思いついたのでした。
(2000年12月のこと。)



イベントというのは、一人ではひらけないもので、本当に多くの方の応援やお支えをいただいています。皆さま、ありがとうございます。
出荷をお待たせしている皆様… もう少々お待ちくださいませ。

楽風さんのお庭の大きな桜の木は87歳。オーナーさんたちのお母様のご誕生記念にと植えられたものだそうです。今日あたりが満開だったよう。ギャラリー2階の窓から、開いていく桜を日々眺めつつのお店番です。



3/19/2018

新作の「つぼつぼ 」と、リニューアルした「蕨」。

昨日と今日で、22日から始まるイベント「手のしごと オモテウラ」展の荷物をギャラリーへ出荷しました。この一週間ほどは朝から晩まで、検品し、アイロンをかけ、手ぬぐいを畳み、シールを貼っていました。なんとか送り出すことができ一安心ですが、まだ準備することはあり、ギリギリまで粘ろうと思います。


今回のイベントは、8組の作り手たちの作品【オモテ】を展示販売するだけでなく、それぞれの手仕事の 【ウラ】部分である道具や試作品なども展示する面白い企画です。各地から作家さんたちが浦和のギャラリー「楽風」さんにいらして、実演なども行われます。私は出展者でありつつも、そのような場にいられることが楽しみで、なるべく在廊したいと思いました。(出荷などがあるので途中2日間は家で仕事をしますが。)今回の記録係として、撮影も担当することに。





あひろ屋は版下や型紙、色見本なども展示します。
そして、今回の展示のテーマとしてお題を出されている ”茶” 。会場の楽風さんは、日本茶の「青山茶舗」さんが母体なので、テーマに沿い、メンバーはそれぞれの ”茶” を表現することに。
私は、茶道柄である「つぼつぼ 」の手ぬぐいを作りました。



「つぼつぼ 」について、そして、この手ぬぐいが出来上がるまでのことは、書くと長くなりますので、また改めて。染め屋さんが工夫してくださり、かつ、染めを急いでくださり、本当にありがたいと思いました。この手ぬぐいは展示会で先行発売となり、ネットショップでは月末頃から販売を開始する予定です。

そんな「手のしごと オモテウラ」展のサイトが出来上がりました。概要、在廊日や実演スケジュール、動画などを載せております。ご覧くださいませ。

「手のしごと オモテウラ」展  のサイト



… 今年の春は、ありがたいことにイベントが続きます。5月以降も詳細が決まり次第、お知らせいたします。

3/22〜3/27 手のしごと オモテウラ展 / 楽風(浦和)
3/30〜4.5 第一回 繭の会 / シルクラブ(中野)
4/8          Wedding Market 2 / 東京ステーションホテル(東京駅)
4/27〜4/29  パサール・クマンマン / CONTEXT-S(阿佐ヶ谷)

お店番が続くので、気合を入れて(体調管理に気をつけて)乗り越えたいと思います。お近くの方はぜひ、お立ち寄りくださいませ。





さて、リニューアルした「蕨」です。
今までは、地染めの後に注染、という2度染めでしたが、糊と染料が反応してしまうことがあり、シミができてしまうのが悩みでした。染める色を変えるべきか、デザインを反転させて型紙を彫り直すべきか(染めの順を逆にするということ)、販売休止中にあれこれと考えていました。

結論は、2度染めをやめて、普通の白抜きで注染で染めるということ。それにより、以前と比べて少し物足りない雰囲気になるかもしれないな…と思いましたが、白い線で柄がスッキリと浮き上がり、なかなかの染め上がり。お値段も下げることができました。

色数、手数を増やすことで、見栄えをよくすることはできますが、それによって値段も上がってしまいます。手ぬぐいは、やはりお手に取りやすいお値段であること、品質を保ちつつ、欲しいときに手軽に安心してお買い物ができることを大切にしたい、といつも思っています。(ネットショップやサイトも、もう少し工夫します。)

今回のように、コストをかけない方向で、どのような染めであれば デザインが活きるのか、考えて、挑むのもデザインのお仕事。失敗する可能性もあり、いつも不安と期待でいっぱいですが、私の勉強不足と挑戦を受け入れ、支えてくださっている染め手の皆さまにとても感謝しております。



この冬は、室内で越冬させたレモン。新芽がたくさん出てきました。今年は養生の年。実はつけないでいいので … とにかく元気になってほしいです。


3/04/2018

3月、「オモテウラ展」への準備が加速中。

3月に入り、急に暖かくなってきました。
お正月に芽を出した白藤も、すくすくと育っています。




先日、「縞市松(鳩羽色)」が入荷いたしました。
今回は、いつもより桃色がかっていて、春らしい雰囲気です。
地色と柄色の染料が反応し、うっすらと柄が縁取りになっています。こういう偶然が注染の面白さでもあり、難しさでもあり。


先日、型紙が破れてしまったので、今回は新しく彫った型で染めていただきました。



このように引退した型紙や、版下、デザインをする過程で作ったり、使ったものなどを、今月22日からひらかれる「手のしごと オモテウラ展」で展示予定です。(イベント詳細は「イベント」のページをご覧くださいませ。)
下の写真は、「照葉」手ぬぐい用に作った 葉っぱの定規。ほぼ実物大で、この定規で版下を描きました。もう10年前のことになりますが、ほかに使いみちもなく、けれど捨てることもできなくて。ようやく、日の目を見ることになりそうです。



今回のイベントでは、設営やお店番のため、3月21、22、23、24、27日は出荷業務を休業いたします。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。




先日、ラ・ロンダジルさんへ 出かけました。
当店の手拭掛を作ってくださっている木工家の田澤祐介さんの個展がひらかれていたのです。今回は「設え」をテーマに、美しい箱やお皿、敷板や花器、酒器が並んでいました。技法のこと、植物のこと、その他いろいろ、お店の方々や田澤さんとあれこれ話しているうちに、すっかり長居してしまいました。ご近所の毘沙門天さまにもご挨拶をしました。(7月の個展の成功をお祈りしました)


…いただいた土佐文旦。
毎日、清々しい香りが嬉しく、実はもちろん、皮はジャムにして楽しんでいます。









2/20/2018

近況など。

冬季オリンピックが始まり、熱戦やその結果が伝わってきますが、スポーツの細かいルールなどをあまり知らないので、こういう時期は そういうことも学べて、同時に楽しいな、と思っています。… 2年後に、本当に東京でオリンピックがひらかれるのかしら、と不思議な気持ちです。


自作の色見本。新作の染め色を考え中…



今月は、来月のグループ展に向けての新作を描きあげたり、そのあとのイベントの打ち合わせやご挨拶、新たなデザインのお仕事についてなど、考えたり、悩んだり、手を動かしたり、という時間を過ごしていました。今年もいろいろな場所で、手ぬぐいをご覧いただけると思うと、嬉しさと同時にプレッシャーも感じます。
そして日々、SNSをご覧くださっていたり、ご注文をくださる皆さまに支えられて、また春を迎えることができそうです。


雲龍椿も まもなく開花。春ですね。



最近は久しぶりに入荷する柄が多く、喜んでくださるお客様からのメッセージで改めて感じたことは…。今年は休止中の柄、欠品中の柄を減らしていかねば、ということです。手ぬぐいは染める際のロットが大きいこともあり、当店のような小さな店では、なかなか一気にたくさんの種類は染められないのですが、季節に合わせ、ご紹介していけるように励みたいと思います。






1/28/2018

かつてない寒さ…。

月曜日の大雪にも驚きましたが、朝の気温がマイナス8度に届きそうな日が続いていて、東京でもこんなに寒いのか…とちぢこまっています。路面の凍結などには、どうかお気をつけて。




福岡の望雲さんでは「イッテンモノ テン」が引き続き開催中です。
春のイベントのいくつかも動き出しています。また少しずつお知らせしてまいります。


望雲さんに出品中の柿渋の「手ぬぐい風呂敷」。
染めて 干して 洗って、を繰り返すうちに、いい色合いになっていきます。こちらの商品については お問い合わせやリクエストをいただいていて…嬉しく、ありがたく感じています。柿渋は扱いが難しい部分もありますが、なかなか興味深いです。





先日、発売の君野倫子さんのご著書「ワクワクほっこり 二十四節気を楽しむ図鑑」(二見書房)にて、当店手ぬぐいをご紹介いただきました。書店でお見かけの際は、ぜひお手に取ってみてくださいね。





昨日は国立の「museum shop T」さんへ。
現在、フルスイングさんと ヨシタ手工業デザイン室さんの共同プロジェクト「jig」の展示会がひらかれていますが、ヨシタさんと横須賀さんの公開勉強会「民藝とデザイン」があり参加いたしました。
貴重なお話の数々をうかがい、資料を見せていただき、点々とした知識や感じていたことが線になり、立体になるような時間でした。民藝のこと、デザインのことを もっと知っていかなければ、と。






1/21/2018

望雲さんで「イッテンモノ テン」始まりました

20日より、福岡の望雲さんで「イッテンモノ テン」という作品展が始まりました。
あひろ屋は2品、出品しております。




「IRO MIHON」

手ぬぐいを染める時、色見本として染め屋さんに渡すために作っているものです。いつもは1色ずつ切り離してしまいますが、染めたままの状態で、何かに使えるかしら、と長めに作ってみました。生地は手ぬぐいと同じ綿(特岡)です。
テーブルセンターや、タペストリーとして、本来の使いみちである色見本として。
赤系66色、青系66色、合計132色。似た色合いもありますが、少しずつ配合を変えているので全て違う色です。(ところどころ、ムラになっていたり、四角の大きさもバラバラですが、毎日少しずつ染めていたので、その日の気分が出てしまったようです…。)







「FUROSHIKI」 
手ぬぐいを縫い合わせ、柿渋で染めたものです。
柄は縁起の良い「南天」柄です。(ナンテンは”難転”に通じるとされる縁起木。)
風呂敷として、敷物として、何かのカバーとして…。
柿渋を何度も染め重ねることで、生地にハリと強度が生まれました。この後も、少しずつ色合いは変化していくと思われます。


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「イッテンモノ テン」は多くの作家さんが参加され、美味しいものや、桐箱に絵を描くワークショップなどもございます。2月4日までの開催です。(詳しくはイベントのページをご覧くださいませ。)


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先日、ルミネゼロでひらかれていた「仕立て屋のサーカス」東京公演に友人と出かけました。布と光と音楽と…。表現のこと、思いを何に託してゆくのか、空間と時間のことなど、あれこれと巡らせつつも楽しみました。会場では懐かしい友人たちに次々と会えて、とてもいい時間でした。




1/04/2018

2018年もよろしくお願いいたします

新しい年を迎えることができました。
元日は昇る朝陽を眺めながら、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
お正月は、やはり大切な時間だと感じています。様々な意味で。

本年も あひろ屋をどうぞよろしくお願いいたします。
17年目に入り、気持ちを引き締めております。


お年賀状も、ありがとうございました。
昨年、小さな家族(小鳥)を亡くしたため、個人的には喪中で 新年のご挨拶は控えておりました。けれども、皆様からのお言葉や、すてきなお年賀状を受け取り、とても嬉しく思いました。


… 大晦日、元日と、おせち料理を届けながら、家族への挨拶。そして、友人宅へもご挨拶。そのまま滞在したり、一緒に初詣に出かけたり、と和やかなお年始の時間を過ごしました。日頃はなかなか会えなかったり、話せなかったりするのですが、こういう時間があることで、また一つ思い出が増えたり、何かを共有できるのが嬉しいです。







出荷の関係で、3日が仕事始めでした。
仕事部屋の窓を拭き、アイロン、アイロン台、ハサミをきれいにし、今年もよろしくお願いします、と部屋にご挨拶をして、清々しい気持ちでスタート。
今年は、新しいことにも挑戦していきたいと思っています。そのためには… 小さなことや大切なことを一つ一つ積み上げて、ていねいに、より深く考えていかなければ。




先日、蒔いた白藤のタネ。年末年始の慌ただしさで気づかずにいたのですが、ふと見たら、芽が出ていました!憧れの白い藤。生長を見守りたいと思います。



ブログを「note」へ少しずつ移行しております

 昨年より少しずつ「note」へ移行しているのですが、2003年7月分からなので膨大です。写真も一旦保存してから貼り付けているので全然進まず。でも、いつか移行を完了しようと思います。  過去のお知らせは削除、またはSNSのみ、というお店もありますが、私にとっては記録の一つなので、...